Tシャツの前処理剤でかぶれ 昨日のニュースから [04 クレーム対応]
「スポーツ大会で配られたTシャツで皮膚にかぶれ 「前処理剤」に原因」
引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/12009960/
被害者の数が約30人 配ったTシャツは363名 クレーム発生率は、約10% これは、製品そのものに問題があり、個人の使い方などが原因ではない数字です。
ニュースを読んだ限りわかることは、
Tシャツに顔料プリント
発色の良くなる前処理剤を使用
昼間、海の近くで使用され問題発生
原因究明が急務ですが、安易な「前処理剤狩り」にならないよう注意が必要です。
引用したニューズの中にも「製品の安全を検査するNITEによると、前処理剤は有害性があり、Tシャツに大量に残っていた可能性があると指摘する。」とありましたが、すべての前処理剤が有害ではありません。適切な使用方法(一定以下の濃度とする、プリント後に洗い流す、温度をあげるなどして薬品を完全に反応させる)であれば問題はありません。
通常、薬品が市場に出るときは安全性が確かめれれているので、今回の問題は、①使用方法の間違いか②薬剤との複合要因が考えられます。
前者では、
使用濃度が濃すぎる
プリント後、熱をかけるべきところでかけなかった
(完全に反応すれは、水に溶けず、皮膚に触れず、問題を起こさないケースを想定)
などが考えられます。
後者では、前処理剤だけではなく、この薬品+(光、海水、汗)などの複合作用が考えられます。
いずれにしろ、原因究明と被害者救済が急務です。
情報が入り次第書き足す予定 2016.09.17記